「報道の苦しみ。」

以前、遅い晩飯を食べながら、ニュースを見ていた時、
突然知った顔が映し出されて、仰天した事がある。

それは、ミャンマーからの亡命者を追った、ドキュメンタリーだったのだが、
その中で、登場した一人の若者が、
昔、僕が働いていたレストランの洗い場で、働いていた事があったのだ。

彼が洗い場に入ってきたきっかけは、
やはり同じミャンマー人からの紹介だった。
そのミャンマー人というのがまず問題で、
オーバーステイ(不法残留者、要するにビザが無い人、日本にも万単位で存在)
で日本に滞在している人だった。

彼等は安い賃金で雇う事ができる為、使っている業者は少なくない。
加えて、独自のネットワークを持っているため、
人を紹介してもらうのに困らないといった、一見、使い勝手のいい労働者なのだ。
もちろん、バレれば、使った業者側もただでは済まないのだが・・・

話は戻ってその報道された若者なのだが、
そのドキュメンタリーで彼は、
夢も希望もある、
真面目な普通の青年として扱われていた。
国が不安定だから、仕方なく日本に来ていると。

どっこい、こっちは実際に一緒に働いた事があるので、そいつの本性を知っている、
なにかと理由をつけてor無断で欠勤、
気に食わないことがあると「もう辞める」、
仕事は
、やる気無し

報道の限界を少し感じてしまった瞬間でした。

こういうドキュメンタリーって作るの本当に大変だと思います。
掘り下げすぎても、浅すぎてもいけない、
見せる部分と、見せると台無しな部分を噛み分けなければいけない。
そういうディレクターの葛藤を想像できる人は政治家を目指すといいと思います。

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